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野球ボールの縫い目を作る



[Fusion360 Tips]


前回ブログ記事の続編です。



今回は野球ボールの縫い目を作りました。ボールの面分割に使ったロフトサーフェスをオフセットして縫い目部の土台作成に使い、スイープで凸形状になるように仕上げています。面のトリムで斜めのエッジを作りそこにパイプコマンドで糸を作っています。パスに沿ったパターンコピーで縫い目の数が108個になるよう設定しました。



サーフェスのオフセットコマンドで面を抽出。(オフセット距離0mmにて)



内側へ厚み付け。



中心に球を配置。(直径20mm)



球をツールにしてロフト面を分割。



分割した面を削除。



ロフト面を内側にオフセット。(3mm)



抽出した球面との位置関係はこんな感じに。



オフセット面で球面をトリム。周囲の3mm幅だけを残します。



YZ平面をツールにして片側をトリム。



外側に厚み付け。(0.5mm)



端面に円弧をスケッチ。



パスとガイドレールでスイープ。



スイープのエッジを延長。(4辺共、1mm程度)



厚み付けしたソリッドの内側面をオフセット。(1mm程度)



面を置換コマンドで外側面をスイープ面に沿わせる。



ミラーコピーで結合。



球体ソリッドとの位置関係はこんな感じになります。



結合コマンドで一体化。



移動/コピーコマンドでコピーしながら90°回転。(Y軸基準)



同じく移動/コピーコマンドで180°回転。(Z軸基準)



結合コマンドで一体化。



「点で面に接する平面」コマンドで構築平面作成。



スケッチを追加し、2本の直線を描く。



サーフェスの押出しで1本ずつ押し出して面を作成。



移動/コピーコマンドで回転。(20°)



もう一方の面も同様に。



片方の面をオフセット。(0.8mm)



縫い目の土台部分(ドーム型の部分)をサーフェスのオフセットで抽出。(オフセット距離0mm)



2つのドーム型面に対してステッチ解除。



トリム。



トリムしたエッジをパスにしてパイプコマンド適用。



パイプの端面4か所を延長。(2mm程度)



本体ボディとの位置関係はこんな感じになります。



縫い目エッジの距離を把握。このエッジの8倍が全周の長さになります。



糸ボディ(パイプボディ)を縫い目エッジに沿ってパターンコピーで複製。全部で108個になるように設定しておきます。



完成。



詳細は動画でご確認ください。



 

3D-CAD:Autodesk Fusion360

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