[Fusion360 Tips]
斜めの棒がX字に空いた隙間をぎりぎりで通過していく構造体をモデリングしました。リンク付きコンポーネントでアセンブリを組みインプレイス編集を使って棒が通過する軌跡をスケッチに残していきます。平面と直線の交差点を抽出する際に投影のチェックを外しておくのがポイントです。
ベースをアセンブリファイルに挿入。原点同士に剛性ジョイントを付与しておきます。
斜めの直線をスケッチした円板を挿入。回転ジョイントを付与。
壁を挿入。ベースとの間に剛性ジョイントを付与。
斜めの直線と壁との間にはこんな感じで隙間があります。
円板を7°回転。
位置をキャプチャ。
壁を編集して中立面を作成(構築平面作成)
中立面にスケッチ作成、直線との交点を抽出。このとき「投影リンク」のチェックは外しておきます。
円板を10°回転。
壁を編集、既に作っているスケッチを編集します。
同じ要領で中立面との交点を抽出します。
以降5°刻みで90°まで同じ操作を繰り返します。
スケッチを編集して全ての点を順番にスプライン曲線で結びます。
一番最後の点の制御ハンドルに垂直拘束を付けておきましょう。
薄い押し出しで幅5mm、スケッチをセンターにして厚み5mmにしておきます。
壁との位置関係はこんな感じです。
端面をオフセットで伸ばしておきます。
ミラーコピー。
ミラーコピー。
壁と結合・切り取り。
全体を表示するとこんな感じです。
円板を開いて斜めの直線をパスにしてパイプコマンドで円柱を作ります。
円柱の端面を延長しておきます。
円板と円柱を結合。
アセンブリを表示させるとこんな感じで。
回転ジョイントを駆動させてみました。ギリギリですが干渉せすに回転通過させることができています。
詳細な操作は動画でご確認ください。
3D-CAD:Autodesk Fusion360
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