AutodeskのFusion360でアセンブリを組む際にはボディを「コンポーネント」という形に変えておく必要があります。コンポーネントとはスケッチや座標原点、構築平面(参照平面)やボディをひとまとめにグループ化したものと考えていいでしょう。
このコンポーネントですがFusion360で作るにはいくつか方法があります。
最初にボディを作ってからコンポーネントに変換する
空の新規コンポーネントを作ってその中にボディをモデリングする
空の新規コンポーネントを作って外部参照の属性を付ける(別ファイルが作られる)
先に別のファイルを作ってアセンブリファイルの中に新規コンポーネントとして挿入する
Fusion360は結構規則の緩い3D-CADで、同じファイルの中にスケッチ、構築線、構築平面、ボディ、コンポーネント、リンク付きコンポーネントを同じレベルで混在させることができます。
ですが実際の仕事で運用する際には管理のしやすさという面で「外部のファイルをリンク付きのコンポーネントとして挿入しアセンブリを組む」ということを割と強めにお勧めしています。部品点数が少ないうちは何をしても問題はないのですが、少し大規模なものを扱うようになると途端に混乱してしまい修正作業が困難になってしまうというのがその理由です。
ところがそのように運用しようとしてもついうっかり内部コンポーネントを作ってしまったというようなことが良く起きたりします。
これまでは気付いた時点で再度作り直していたのですが、2022年1月のアップデートで「コンポーネントを置換」という機能が追加され、これを使えばうっかり作ってしまった内部コンポーネントを外部コンポーネント(外部ファイル参照)に変換できるということに気付きました。
以下、動画で具体的な手順を説明しておきます。何かの参考になれば幸いです。
3D-CAD:Autodesk Fusion360
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