top of page

ルミーユ換気機



[Fusion360 Tips]


ルミーユ換気機という機械をアセンブリしてみました。回転ジョイントなどの自由度が残る拘束を使う場合はブラウザの「固定」機能を使って一時的に自由度をなくしておくと便利です。剛性ジョイントと固定機能は少し概念が違いますので目的によって使い分けるといいでしょう。



1.アウターケースとローターの配置

アウターケースを空のファイル(アセンブリファイル)に挿入して原点同士を剛性ジョイントで固定しておきます。


ローターとアウターケースのシャフト間に回転ジョイントを付与します。



2.部品の一時固定

ブラウザからローターを右クリックして「固定」します。これでローターの回転自由度を一時的に抑制してドラッグや部品配置時の意図しない動きを防止します。「固定」機能は部品の永続的な拘束としては使わずこのように一時的に動きを抑制するのに使ってください。「固定」機能は「仮固定」と覚えておくといいでしょう。



3.パドルとクランクアームの配置。

パドルを回転ジョイントで配置します。


クランクアームをアウターケースのシャフトに回転ジョイントで配置します。


クランクアームのもう一方の穴とパドルのシャフトを今度は円柱状ジョイントで結合します。円柱状ジョイントは回転ジョイントが持つ自由度に加えて回転面に垂直な方向への自由度を併せ持つものです。


これでパドルの位置が決まりました。


残りの2セットも同様にジョイントを付与していきます。



4.固定解除

ブラウザからローターを右クリックしてして「固定解除」します。これでロータの回転自由度が復活してアウターケース以外の部品が連動して動くようになります。



5.モーションスタディ

モーションスタディでローターの回転ジョイントの数値をコントロールできるようにして完成です。モーションスタディを仕込んでおくとレンダリングした状態で動画を出力することが可能になります。



詳細は動画で説明しています。



 

3D-CAD:Autodesk Fusion360


Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page